暗号通貨のビットコイン、安全資産へ格上げなるか!?

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米中貿易摩擦の影響を受けて世界的な株価の下落が株式市場に大きな暗い影を落としています。トランプさんと習近平さんの喧嘩がここまで大きな事態になるとは全く予想していませんでした。

 

この状況は最早貿易摩擦ではなく貿易戦争です。

 

“米中貿易戦争激化  U.S-China trade war heats up” という表現を使って解説をしているサイトもあるので間違いない事実です。

 

中国と言えば発展途上国というイメージが先行しており、日本でもその様に見下す風潮が未だに見受けられます。しかし・・それは誤った認識で、中国の経済発展は凄まじく、数年後にはアメリカを抜き去るのではないかと言われています。

 

政治、経済、テクノロジー、教育関連etc 日本はすべての分野で中国に追い抜かれ、周回遅れになろうかという状況です。

 

ここまで経済大国に成長した中国が強気の外交に踏み切ったのは当然と言えるでしょう。
で、この大喧嘩の煽りを喰らったのが株式市場です。

 

世界的な同時株安で投資家の皆様はウンザリしている事でしょう。しかもトランプさんが強気のドル安政策を推進するものだから、更なる混乱が生じています。

 

このまま行けばリ-マンショック級の不況の波が押し寄せるのではないかと懸念されています。

 

前置きが長くなって非常に恐縮ですが、この様な状況で大きな注目を集めている金融商品があります。

 

タイトルにも記載していますのでお分かりかと思いますが、ここで暗号通貨ビットコインの登場です。

 

暗号通貨の主役ビットコイン、安全資産へ格上げなるか!?

2019年の7月ごろからでしょうか、ビットコインに対する市場の認識に変化が表れ始めました。

 

グローバルなヘッジ資産としてビットコインが買われているのではないかという説が浮上したのです。

 

景気後退の局面でビットコインの価格だけが大きく上昇したからですね。株を売却してビットコインを購入することで株価の下落による資産の損失を回避しようとする動きが顕著になっているというのです。

 

ビットコインに資金を逃がしているのです。政情不安のベネゼエラなどではハイパーインフレーションから自国通貨の価値が急速に下がりましたが、この局面でビットコインが大量に買われました。

 

ベネズエラ人にとって価値を保存する避難通貨としての役割を果たしていたのです。この動きが世界の株式市場にも広がっている様です。

 

キッチリと検証した訳ではないので推測の域を出ませんが、多くの専門家はその様に指摘しています。

 

直近のビットコインの値動きですが10,000ドルを大きく割る事もなく、持ち直しています。このまま揉み合いながらも上昇に転ずるのではないかと見ています。

 

ビットコインのイメ-ジと言えば非常にリスクの高い暗号通貨で値動きの激しさから一般の投資家からは敬遠されていました。それが安全資産と見なされるようになったのであれば、これは大きな変化です。

 

国家の経済政策の影響を受けやすい株や為替に比べて、非中央集権であり、他からの干渉を受けないという点が評価されているのかも知れません。

 

ビットコインが「金、ゴールド」や「円」のような「安全資産」の仲間入りとなるのか否かは不明ですが、この論点は非常に興味深い重要な内容だと思っています。

 

今後のビットコインの動向から目が離せません。

 

編集後記

ビットコインが安全資産の仲間入りを果たせば、これは大きな前進だと思います。ネガティブなイメ-ジしかなかったビットコインが多くの投資家にきちんとした金融商品だと認識されるのですから凄い事です。

 

ビットコインにはこの後もBAKKTの先物やETFなどのファンダが控えていますので、更に面白いことになるでしょう。キングオブコイン、ビットコインの快進撃はまだまだ続きそうです。

 

 

 

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