リップルは日本や韓国で非常に人気の高い暗号通貨で時価総額も常にトップ3を維持しています。国際送金を行う際にXRPをブリッジ通貨として利用すれば大きなコスト削減になると言われており、リップル社は地道にXRPの普及に務めています。
XRPについては賛否両論様々な意見があり、ツイッター上でも日々ガチンコの舌戦が繰り広げられております。XRPを批判する人、擁護する人が入り乱れて出口の見えない泥沼の戦いを繰り広げています。
私はどちらの陣営にも加担することなく傍観しています。投資は自己責任なので、どの銘柄に投資しようが個人の自由だと思っています。特定の銘柄を誹謗中傷する事も一切ありません。XRPに関しても同様です。
暗号通貨投資を始めてから一貫してこのスタンスを貫いています。しかし・・・最近、どうしてもツッコミ入れたい事案が発生しましたので、その点も含めて個人的な見解をこの機会にまとめてみたいと思います。初公開の内容です。
XRPについての個人的な見解は・・・
XRPについての個人的な見解ですが、2018年の5月、XRPが100円の時に全部売却したので見解もへったくれもありません。以上ですwww
大変失礼しました。ここで終わったのでは身も蓋もないので続けますが、XRPは投資対象とするにはリスクが大きすぎると判断し、全量売却したのは事実です。現在は一枚も持っていません。
私がリップル社に疑念を抱くようになったのは、かの有名なSWELL前のカウントダウンツイ-トからです。日本語を使った大袈裟なツイ-トを見て、日本人の懐を狙っているのか?と思い、疑心暗鬼になりました。
#ペイメントの未来に対する1つのビジョンが舞台の中心に躍り出ます pic.twitter.com/R8PcmNQJeL
— Ripple (@Ripple) August 23, 2017
あの時は界隈の連中が勝手に想像して騒いでいただけの勇み足という見方もできますが、SWELLの直前に大金はたいて買い増ししていたので、その後の下落で大損しました。
SWELLで大きな発表があり、XRPの価格は「絶対に上がる!!」などと根拠のない自信を持ちつつ、PCの前に張り付いてずっとチャ-トを眺めていました。この状況で神経すり減らして消耗してしまったので、正直に白状するとXRPと関わるのが苦痛になってしまったのです。
XRPは国際送金に使われて高騰すると言われていますが、元締めのリップル社が大量に売却しているのですから、現状は上がる訳がありません。
年間の売りの圧をまとめると(最大値)
リップル社 120億XRP=3360億円
ジェド 53億XRP=1500億円
ラーセン 20億XRP=560億円合計193億XRP=5420億円/年
全部売られるわけがないという反論はもういいからね。
— ビッグストーン ⚡️⚡️ Bigstone (@bigstonebtc) August 17, 2019
ラーセンの慈善団体をわすれてた
70億XRP(予定)=1960億円
まあこちらは確かにすぐに売られないかもしれないけど。ただし慈善団体だから売らないという話は簡単には信じないほうがよくて、事前団体だからこそすぐに売って、
慈善資金をちゃんと確保すべきって考えもあるしね。— ビッグストーン ⚡️⚡️ Bigstone (@bigstonebtc) August 17, 2019
この状況を「市場への流動性を増幅させる重要な施策」だと言ってる方もいますが、単純に考えて売却されたら価格が下がるしかない訳で、これは、どのように反論されても間違いのない事実です。
実際にXRPの価格は下がり続けてますので疑う余地はないでしょう。国際送金についても「送金テストが成功」などといった記事をよく見かけましたが、その割には全く使われていない様子です。(もし、使われているのであればご指摘下さい。確認します。)
xRapidの提携も進んでいるのに、この状況は全く理解できません。XRPを低価格で提供し、強引に提携したのではないかと勘繰りたくもなります。「XRPが高騰した際に売却すれば大儲けできますよ」とリップル社が言ったとか言わないとか・・・真実は分かりません。
上記のような理由からXRPはリスクが大きいと判断し、手仕舞いしたのです。ずっとガチホしていれば、この先、国際送金に利用され価格が上がるかもしれません。でも、それはかなり先の話だと思います。
特に根拠はないのですが、何故か嫌な予感がします。ある著名な投資家は5年、10年スパンで考えるべきだと話していましたが、そんなに長期間塩付けにするくらいなら損切りして他で運用した方がマシです。
この記事を書いている2019年8月下旬の時点では30円を割り込み、20円台にまで下落しています。これまでの私の考察が正しいか否かは別として、この価格まで落ちてしまった事実が全てを物語っていると思います。
そもそも、暗号通貨を使って国際送金を行うという前例のない事をやろうとしている訳なので、推測で考えること自体がナンセンスだと思います。どの様な結果になるのか、実際に稼働してみないと判別できないでしょう。
それなのに、評論家気取りで、将来の価格は1,000円とか言って買い煽りをしている連中は信用できません。
XRP推しの発言をツイッターに流し、いいねが100も200も付いているのを見ると、正しい意見の様に思えますが、安易に流されず、しっかり自分で検証して判断するようにしましょう。
リップル社のCOILへの助成金について
リップル社がベンチャー企業COIL社へ10億XRP(280億円相当)を助成金として提供したという衝撃的なニュ-スが流れてきました。
COILとは(イケハヤさんの説明によると)ネット上での投げ銭サービスを提供している会社で、リップル社の元CTOが立ち上げた会社という事です。株式公開で4億円の資金を調達しています。
この様なスタ-トアップ企業にリップル社は280億円もの助成金を何のためらいもなく、ポンと投げ銭したというのです。これは一言モノ申すべきでしょう。
株で4億円しか集まらなかった企業に280億円も支援するというのは如何なものでしょうか?株式市場ではあり得ない事です。法的な規制が何も無いと言っても、これは流石にやりすぎでしょう。常識的に考えてもXRPは渡すべきではないと思います。
この10憶XRPはCOIL社がそのまま保有していても役に立たないので間違いなく換金されます。売却されCOIL社の運営資金になります。売り飛ばされたXRPは怒涛の売り圧として重くのしかかってきます。
10憶XRP、つまり280億円相当のXRPの売り圧が新たに加わる訳です。これは酷い話です。あまりにも露骨すぎます。
こんな事をされてリップラ-の方々は納得いくのでしょうか?俺はXRP、一枚も保有していませんが、それでも・・・納得できない・・・
リップラ-の皆さん、この問題、ほったらかしで良いのですか?
編集後記
XRPに関する個人的な見解を書いたのは、このブログが初めてです。ツイッターでも全く投稿していません。なぜ、発言しなかったのかと言うと、他人が応援しているコインをどういう理由があろうとバッシングするのは、筋違いだと思ったからです。自分の信念の元、ガチホすればいいと思います。
しかし、リップラ-に関して言えば、そこまで深く考察していない方も多く見受けられました。例えば、指針さんや与沢さんが保有しているから大丈夫!と思い込み購入しているケ-スもあるのです。
確かに指針さんも与沢さんもXRPで大儲けしています。でも勘違いしないで欲しいのは、彼らにとってXRPは単なるポ-トフォリオの一部だということです。(与沢さんは売却して所有してないかも)
つまりXRPがコケたとしても痛くも痒くもないのです。他にメインのビットコインを大量に所有してますから。指針さんが推しているからと言って、生活費や教育費をXRPの購入に使うのはおすすめ出来ません。
こんな買い方していたら本当に人生詰みますよ。一旦落ち着いて冷静になってから今後の方針を考えましょう。
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