コロナショックの影響、サ—フィン業界にまで波及

  1. コラム

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本全国で自粛ラッシュに陥っていますが、その影響がサ—フィン業界にも波及しています。

日本有数のサ—フスポットを有する宮崎市がサ—フィン自粛要請を出しました。対象となるのは県内外から同市の海岸に訪れるサ-ファ-です。

この通達はサ-ファ-にとっては一大事です。「サ—フィン自粛」この響きの重さはサ-ファ-以外には理解できないでしょう。

私も社会人に成りたての頃にサ—フィンを始めて、波が上がった日は必ず海に入っていました。週末が近づくと波の様子が気になって波情報を見たり、新聞の天気図をみて波予想をしていました。

週末に海に行く事を想像するだけで、体中のアドレナリンが噴出して気持ちが高ぶるのです。この高揚感は押さえられませんでした。

なので、週末に波が上がらず、海の状態がフラットだった時には絶望感に打ちひしがれて気が狂いそうになったものです。

今回、サ—フィン自粛の呼びかけが始まりサ-ファ-の方々は大いに悩んでいると思います。コロナウイルスの拡散は絶対に防ぎたい、でも、海にも入りたい・・・・残酷な選択です。

宮崎は西日本を代表するサ-フスポットです。太平洋に面しているので年間を通じて波が上がります。有名な国際大会が開催されたこともあります。

福岡などの北部九州エリアは夏になると南風しか吹かないので波が上がりません。当然の事ですね。北側に面した海岸に南からの波は届きません。

そこで、福岡のサ-ファ-は夏になると波を求めて宮崎まで遠征するのです。福岡から高速を使っても優に5時間は掛かります。往復10時間です。

それでも・・・サ-ファ-は波を求めてトリップ(旅)を行うのです。

サ—フィンへの情熱が彼らを突き動かすのです。それ程までにサ-フィンは若者を魅了する素晴らしいスポ-ツなのです。

コロナ騒動が収束する目途は全く立っておらず、数年かかるという学者の話も出ています。そこまで長期間にわたって自粛させるのは・・・非常に気の毒でなりません。

サ-ファ-のサ-フィンに対する熱い思いを知っているだけに胸が詰まります。しかし、人の命にかかわるコロナウイルスですから、ここは忍の一字で辛抱するしか選択肢は無いのかもしれません。

気持ちは大いに理解できますが、もし仮にコロナウイルスに感染して最悪の状態になってしまったら、二度とサ—フィンを楽しむことは出来ません。

最悪の事態を考えて自粛しましょう。命あっての物種ですよ。

編集後記

宮崎のサ-フスポットはこの時期から混雑します。波を求めてサ-ファ-が集まってくるので、酷い時には駐車スペースが無くなるほど混雑します。

感染するリスクは建物内の3蜜状態に比べたら低いと思いますが、ゼロではありません。サ-ファ-にとっては本当に辛い苦渋の選択ですが・・人命を優先して・・・自粛しましょう。

PS
私もサ-ファ-だった頃は宮崎まで遠征に出ていました。片道5時間往復10時間です。サ—フィンを終えての帰り道は睡魔に襲われて途中で仮眠をとりつつ家路に向かいました。

あまりの眠さに高速の基山パ-キングエリアで寝ていたら見事に寝過ごして、起きたら翌日の昼になっていた事もありました。

会社を無断欠勤で上司からボロクソに叱られました。いい思い出です。

 

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