BTC:価値を保存する新たな金融資産

  1. 暗号通貨

 

ビットコイン持ってますか?暗号通貨の代名詞と言われるビットコインですが、最近では退避通貨、安全資産として認知されている感があります。

 

安全資産の代名詞、金(ゴ-ルド)と比べるとまだまだ規模は小さいですが、ビットコインはデジタルゴールドとも呼ばれる様になっており、新たな時代の価値保存手段として注目を集めています。

 

今回の記事ではビットコインの価値の保存というもう一つの側面をクロ-ズアップしてみたいと思います。

退避通貨、安全資産としてのビットコイン

政情不安のベネゼエラではハイパーインフレーションから自国通貨の価値が急速に下がりました。大いに焦ったベネゼエラの富裕層はこの局面でビットコインに資産を逃がしました。

 

 

自国の経済が破綻しても、非中央集権的な要素を持つビットコインは影響を受けず退避通貨として最適だったのです。2019年の2月にはベネズエラにおけるビットコインの取引量が過去最高を記録しています。

 

取引量:一週間で約2000BTC、およそ700万ドル(約7.7億円)相当。

2018年夏の取引量500BTCと比較すると400%の上昇率。

※出典 コインダンス

政情不安な国では預金封鎖により現金が引き出せなくなる事もあります。しかし、ビットコインであれば、自分のウォレットに入れて秘密鍵をしっかり管理していれば第三者に奪われる心配はありません。

 

ベネズエラ人にとって価値を保存するビットコインは、資産を守ってくれる貴重な存在だったのです。国家による経済政策の影響を受けないビットコインの性能が最大限に発揮された局面だと言えるでしょう。

 

その他では米中貿易戦争における株価下落の退避先としてビットコインが買われていると専門家は指摘しています。世界的な株価の下落をものともせずビットコインの価格が上がっていたため、この様な見方が出ています。

 

もっとも、この説には反対意見も多く2019年8月に株式市場で多くの銘柄が下落した時点でビットコインも連られて下落、対して金は(ゴ-ルド)暴落しなかったため、「安全資産ではない」「投機資産だ」などと言われたこともありました。

 

しかし、私はこの説には反対でビットコインは退避通貨、安全資産にランクアップしていると思います。投資の世界でビットコインを購入する投資家は優れた金融リテラシーを備えているでしょう。

 

つまり、ビットコインの大体の値動きも把握しているのです。ボラが激しいので一般の投資家は敬遠しているという声もありますが、価格が落ちても上昇に転じて最終的には元の水準まで戻ってきます。

 

過去の値動きを見てもこれは間違いありません。彼等もこういったデ-タは把握しているはずです。その上で決断を下し購入しているのです。今後もビットコインに注目する投資家は増えてくると思います。

 

もし仮にETFが認可されたら、ビットコインは高い評価を得て価格が高騰するのは間違いないでしょう。こうなるとビットコインのレベルも金(ゴールド)に近い位置まで上昇すると睨んでいます。

 

一般投資家も価値の保存という恩恵を受けています。

我々、一般の個人投資家もビットコインの価値の保存という性能を大いに享受しています。普段の投資活動では気にしていないので理解しづらいと思いますが、これは間違いない事実です。

 

例えば草コインに投資をした場合、そのコインが狙いどおり高騰したらビットコインと交換して保有する事で取引終了とするでしょう。ほぼ全ての投資家がビットコインに交換すると思います。

 

草コインに限らず、リップルやビットコインキャッシュが高騰しても同様です。ビットコインへの交換が成功して初めてホッとすると思います。そのまま保有していれば必ず下落するからです。

 

「私はリップルの未来に期待している」などと公言してはばからないリップラ-でもXRPが高騰したらほぼ100%ビットコインに交換して売り抜けるでしょう。

 

アルトコインを信用しておらず最後の局面ではビットコインの価値の保存という性能にすがっているのです。ボラが大きく日常の決済には使いずらいビットコインですが、価値の保存という性能を大いに発揮して我々投資家をバックアップしているのです。この恩恵を忘れてはいけません。

 

編集後記

退避通貨、安全資産として認知され始めたビットコインですが、この傾向が強まれば強まるほど、経済の動きに連動していくでしょう。

 

非中央集権的なビットコインは国家の経済政策の影響を受けにくいとは書きましたが、徐々に影響を受けていると感じています。金融資産なのですから当然の事です。

 

今後、国家がビットコインの存在を無視できなくなり、経済政策の一環として一定数量のビットコインを保有するようになるかもしれません。

 

市場の動きを見て売却、或いは購入などといった値動きに介入する動きも出て来るでしょう。近いうちに国家という超特大のクジラが現れるのではないかと思っています。

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